『崖の上のポニョ』を観る

b0065128_11225142.jpgポーニョ ポーニョ ポニョ さかなのこ♪
我が家ではなにか都合の悪いことをごまかしたりするときにこの歌を唐突に歌ったりします。
『崖の上のポニョ』

本来観る予定なかったんですが、この歌が頭から離れないため鑑賞。
どうせ映画を観るならいいスクリーンでみたいよね、ということで新宿バルト9へ。
が、一時間前には残席なし。
急いで近くのピカデリーへ。
残席がほとんどなかったですが、どうにか滑り込みセーフ。

というかすごいですな、この人気。
休日だからというのもあるのかもしれないですけどね。




まず前振り。
この作品に関して私は肯定派ではないです。
どちらかというと否定派になると思います。
その前提で読んでいただけると幸いです。

・この作品を見て童心に還れなかったら汚れてしまった大人、ということなんだろうか?
なんとなく私はこの作品に描かれる子供像みたいなものが「渡鬼」的なものを感じてしまった。
中高年が思い描く理想の子供像みたいな。
素直で純粋で揺れ動くこともなく、大人の言うことはきちんときいて、落ち込んでる親を的確な言葉で励ましてくれる。「いい子」の理想像みたいなものなのかなぁと。
両親を名前で呼んでいたり、そういう部分にちょっと生意気な子供っていう部分を滲ませたかったのかもしれないけれど、あんまり効果的でもなかったような…。
子供達が憧れるようなヒーロー的な部分があんまり感じられらないなぁというか…。
この作品を見て誰が一番共感するかというと、中高年や、子供を持つ親の世代なのかなぁと、
「子供に観せたい映画」にはなるとは個人的には思った。

・ジブリ流の「セカイケイ」アニメーションなんでしょうか
5歳のなんの変哲もない少年が、世界の滅亡するかどうかを握ってるらしい。
けれども周りの世界は普通に日常生活を送ってたりして。
なんかどっかで観たような…。という印象。
宗助が人間のポニョと最初に会ってたならまだしも、さかなのポニョをかわいいと思ってたんだから、さかなでもはんぎょじんでもにんげんでもいいに決まってるような。
ってそういう突っ込みはしちゃいけないんですかね。

・ポニョの動きとかがいいんでしょうね。
この話の主題は恐らく「ポニョを愛でる」っていうことなんだろうと思う。
ポニョの不思議な動きだったり、そういうのを見て子供にかわいいな、と自然に思ってもらいたいというか。
そういう点ではいいのかもしれないけれど、ヒロインをかわいいと思えなかった人にとっては困ってしまう、そんな作品なんでしょうね。

・とは言っても劇場に足を運ばせてしまった要因はなんなんだろう。
と、改めて考えてみると、あの頭から離れない「歌」なんでしょうね。
なんか観ないといけないような気にさせて、呪文のように頭に回る「歌」
久石譲の力量なんじゃないでしょうか。

・スタジオジブリとか宮崎監督とかそういう冠がなかったら。
ということを考えると、こんなに人が観に来なかったんじゃないか…と思う部分もあって。
そろそろアニメ界も世代交代の時期なんじゃないでしょうか。
力を持ってる若い監督にも劇場公開できる場を作って欲しいです。

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by rui-hadsuki | 2008-08-24 23:38 | animation
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