『Loft』を観る

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黒沢清第2弾
『Loft』を見る。
Loftとは「吊り上げる」とかそういう意味なんだと思うんですが、
最後にびっくらという感じの作品。
これってホラーってジャンルに属するんだとは思うんだけど、(ラブストーリーともいうのかな)
私はめちゃくちゃコメディだと思ってしまったのはなんでなんでしょうか…。
以下ネタバレ含みます。





・内容については他でも沢山語られているのでとりあえず他の事を語ってみようかと。
私ホラーってだめなんですよ。
でも黒沢清の映画はホラーなんだけど面白いんです。

・幽霊(とかおばけとか)の演出
「いかにも」なんです。
手法としてはさっと横切った奥~の方に女が座ってたり。
そしてさっとカメラが戻るともういない。
そしてそのことに主人公達は最初気づかないっていう手法としてはかなりの王道。
鏡をわざとらしく、画面の半分以上を取っている構図とか。
「ああ、ここにおばけがうつるのね~」という心の準備を嫌でもさせられます。
そういう親切な演出が好きなのかも。
それにドキドキさせるような音楽もない。
心臓に優しい感じがしました。

・黒沢監督の選ぶ家のセットの雰囲気が個人的にはすごく好きです。
主人公の礼子が引っ越してくる家の雰囲気。
吉岡の使っている大学の研究所の雰囲気だったり。
現実離れしている感じが恐怖の気持ちをすごくやわらげてくれるんです。
これって「フィクション」なんだよねぇ。という気持ちをわかせてくれるというか。
すごくファンタジックなんです。

・いきなり動き出したミイラに爆笑してしまった。
これって…これって。
劇場で見てたらお腹抱えて笑ってしまっていただろうから、DVDで見てよかったような気がする。
ミイラの動きのぎこちなさといい。作り物感たっぷりな感じといい…。あれって演出なんだろうなぁ。
ごろっと首が取れてコロコロコロっていうのとか…。

・最後の「Loft」によって吊り上げられる真実。
これもまたチープな言葉で愛を誓った男女の間に、女の水死体。
そしてうろたえた男が湖に落ちる。
これほど滑稽なシーンがあっていいんだろうか。
そしてこんなシーンで終わらせていいんだろうか…。
でもそういう演出なんだろうと思って笑ってしまいました。

・それから…。
安達祐実の幽霊役がはまりすぎです。
この一言に尽きます。

そんな感じなので、ホラーが苦手と言う人には一人で見るにはやっぱりちょっと怖いので、二人以上で見てください。
そんな感じの作品でした。

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by rui-hadsuki | 2008-07-09 23:28 | movie
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