7/4「かもめ」@赤坂ACTシアター

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珍しく演劇を観てきました。
(あ、なんかこの写真随分とひどいですな、屋根が入り込んでるし…(汗))
藤原竜也好きの私としては、彼の舞台は一年に一度くらいは見たいなと思ってるんですが、コンサートの予定の方が優先で、二年に一回くらいなのが現状。

今回はチェーホフの「かもめ」
一応ちょこっと予習していって良かったです。
あくまでド素人の感想ですので、ご了承下さい。
それとネタバレありますんで、これから観に行かれる人は観ない方がいいかと。





・前回観たのは「オレステス」
ということもあってなのか、なんか藤原竜也って悲劇を演じてる時しかみてないというか…。
悲劇以外の役ってやったことあるんですかね。
うーん。映画「カメレオン」も観に行こうかなと思ってるので、また彼の違った一面も観られるのかもしれませんが。

・というか私演劇あんまり観ないんで、演技がすごいなーってあんまりわからないんですよ。
いや、いい席でみていないからなのかな。
声とかの雰囲気とかそういのはわかるけど、表情が全く掴めません。
いつもオペラグラス持って行こうと思って忘れてしまう…。
コンサートもそうだけど、これからはちゃんと常備して行こう。

・内容にいろいろと考えさせられました。
なんというか、ストーリーの概要をさらっと読んだ時にも感じたんだけれど、なんかこの話って現代にもそっくりそのままあてはまるなというか…。
田舎に取り残されてしまって、母も恋人も作家にとられてしまった主人公トレープレフ。
何もない田舎に一人。この孤独って現代にもすごーくあるよなぁ、と思う。
極端な話だけど、例えばずっと東京生まれ、東京育ちの人が、いきなり地方のど田舎に飛ばされて、会社の寮で生活してみたいな。
あっしの人生なんだったんかいな!と言いたくなる様な状況。
「まだ夢と幻想の渾沌とした世界で、それがなんのためなのかもわからない。
これが人生だなんてことは、信じられない。」
全くその通りですよ。
そして彼は自殺してしまうわけなんですが。
これと同じ様な孤独や絶望を抱えている人は沢山いるんじゃなかろうか、なんてことを漠然と思ったりしました。

・才能って
彼は才能の片鱗はあるかもしれないけれど、印象を残すだけで大成しない。
才能があると信じ続けることは辛い。
成長する為に具体的に何が必要なのか、それが掴めないと本当に雲を掴むように彷徨うだけで、彼のようになってしまうのかもしれないと思う。
ニーナはそれを果たして掴めたのだろうか?
「わたしはかもめ…いや、違う。私は女優」
自己暗示をかけるようにトレープレフと話すことによってなんかどうにかなるかもと希望を見出すけれど、なんかこういうところに女の強かさみたいなものを感じるというか。
ニーナだって絶望する理由なんてごまんとあるんだけど、彼女の強さってどっから出てくるんでしょうか?

・悲劇の内容に反してなんだか演出はユーモラスが混じった感じがよかったですね。
医者のドールンが発するギャクだったり、トレープレフと母アルカージナの喧嘩の場面だったり。
トレープレフってマザコンなのね。と感じたところにぷぷっと笑ってしまった。

・演劇ってあの舞台にいる人、あるもの全てが機能している感じがいいですね。
なんか高校の時に演劇部に遊びに行ってる時に思った事なんだけど、
ずーっと練習の間、集中力を保つのって大変なんですよね。
自分のパートが終わったからいいやーって感じになってしまうと、舞台はしゃべっている人に目がいくものですが、でも舞台の全体のバランスが一気に崩れるんですよね。
当たり前といえば当たり前なのかもしれないですが。
自分はあまり台詞がなくても、でも自分がこの舞台の一部になってるという感覚が、観ていて面白いです。

・音楽
トレープレフが劇中で弾いてるピアノの曲はなんていう曲なんだろう?
すごく興味があるので、もしわかる人がいたら教えて下さい。
あと、あれってSEじゃなくて実際に演奏してるんですよね?
シアターコクーンで観た時はちゃんと生演奏だったので…。
今日は二階席だったんで、そこらへんよく見えなかったんですよね。
どうなんだろう。ちょっと気になる。

・個人的な話ですが。
お客さんの客層が独特で面白いですね。
役者さんを観に来ている人が多いと思うんで、客層が私がざっと見回した限り若い人が多かったです。女性のお客さんが多かったかな。
それと、普段クラシックのコンサートばかり行ってる私が思うのは、団体のお客さんが多かったです。それもまたあまり見ない光景だったので新鮮でしたね。

・赤坂ACTシアターについて
演劇ってあんまり行かないのでなんとも言えないんですが、休憩がせっかくあるのに、カフェスペースが余りにも狭いんじゃないの?と思うのは私だけでしょうか。
コンサートホールのドリンクとかのスペースはどれも利用していて快適だったから、あの混み具合には辟易しました。
ちなみにロシアにちなんで、ピロシキが売ってたんで小腹が余りにも空いてたので一個つまみました。寒い国らしい、結構濃い目の味付け。小腹を満たすには充分おいしかったですよ。

・で、結局のところ
藤原竜也はカッコいいです。(←私の好みなだけなんですが)

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by rui-hadsuki | 2008-07-04 23:36 | diary
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