曽田正人『昴』を読む

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久しぶりに漫画のお話でも。
最近あんまり漫画のレビューを書いてませんが、読んでないという訳ではありませぬ。

ということで、最近読んだ中から一つ。
しばらく休載していた昴もまた連載が始まったようで。
それに合わせて読んでみました。

以下、ネタバレあります。




・いやーなんちゅうか…。すごいっす。
死にゆく弟の側で、自分は踊る事でしか命をつなぎ止めることができなかった。
という、なんか想像できない壮絶な生い立ちですな。
その中から天才が生まれるのか?
すばるちゃんは「天才」なんですかね?
うーん、なんというか、踊るという精神的な「天才」なんでしょうね。
でも、環境とかによって後天的に身に付いたという点で考えると「天才」と言えるのかどうか…。
踊る事が本能的に楽しいから踊る、こういった点は意識して身につけようとしてもだめなんだろうしなぁ。
逆に身体的な天性の才能(というか素質か…)というならば、恐らくカティアの様な子を言うんだろうと思う。
連載再会して、カティアが登場したことによって、動きが読めなくなりましたが、彼女がどういう風に昴のライバルとして今後も立ちはだかることになるのかというのがとっても興味があります。

・「祖母が太ってたから私は一次試験ではじかれた」
みたいな台詞を五十鈴のおばちゃんが言ってるんですが、なんかこの言葉、身につまされるというか…。
身内にもそういう因子を持つ人間がいちゃいけないってことなんですよね。
実は私の姪は3歳からずっと新体操をやっていて、もう10歳ぐらいになるんですが、
小学校にあがる前から、すごい筋肉で、なんか腹筋割れてるし(笑)
こんな子供がいていいのかー!というくらい、一日恐らく10時間近くトレーニングしてそれはもう涙ぐましい努力というか…。血と汗と涙の結晶というのか…。
問題があるとするならば、彼女の母親(私の姉ですが)が背がかなり低いんです。
その理由だけでも落とされる理由にはなる、ってことなんでしょうね…。
私も「おばちゃんが太ってるせいで選手に選ばれなかった〜!」と泣かれたくはないので、ちょっと運動して健康体でいなければ…。
なんてことが頭に過りました…。
うーん、やっぱりなんつーか、スポーツの世界は過酷だ。

・といってもやっぱり漫画だな、と思う部分は沢山あって、エンターテイメントとして非常に面白いと思います。
アメリカへ行ってからのすばるちゃんは実にいきいきしてて私は結構好きでしたね。
うーん、やっぱり神懸かり的というか、なんか降りてるよなと感じることはしばしばありましたが。
芸術を志す人って、なんか降りてくる!って話はよくききますが、すばるちゃんも神が憑いてるようですよ。

・というか実写映画化されるらしいですが…。
どうなんだろう。
興ざめしないだろうか…。
すばるみたいな踊りが出来る子が今現在存在するのなら、間違いなくすごすぎます。
役者じゃなくて本物のダンサー連れて来てもやれるんだろうか?という感じがなんとなくしてるんですけど…。

・そんな感じで、熱いバレエ漫画が読みたい人にはお勧めします。
曽田さんの作品はこれが最初なんだけど、「シャカリキ!」(自転車)「め組の大吾」(消防士)「capeta」(F1レーサー)だったり本当にいろんな引き出しを持っていて、でもどれもヒットさせてるのがすごいなぁと思います。

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by rui-hadsuki | 2008-06-24 23:24 | books
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