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変わりゆく音楽と変わらない音楽

音楽について日頃思う事とかいろいろ。
いや、そんなカッコいいものではないですが。

先日、小西康陽のDJを聴く機会がありました。
そこで、ちょっと考える事がありまして。

小西康陽と言えばピチカートファイブで、渋谷系でというのがちょっとそういう事に詳しければ分かる事だと思う。
それで、私もピチカートは好きだし、どんなDJするのかなぁと半ば期待して行ったんです。
で、期待は裏切られなかったんですけど、私個人としては裏切って欲しかった部分が結構あって。
なんかあまのじゃくなんですけど、
「へー、小西さんてこういう曲もかけるのね!」
みたいな驚きが欲しかったんです。

流れる曲は小西さんの事を知ってるならば、姿が見えなくても、
「あぁ、これは小西さんのDJなんだな」
とわかる曲、雰囲気。

それが悪いとは言わないけれど、うわー!すげー!と鳥肌が立つ様な感覚はなかったんです。

なんだろな、なんかクラシックのCD買う時のドキドキに似てたりする。
この人の演奏は聴いた事あるんだけど、ショパンのソナタはどういう解釈して弾くんだろう?みたいなわくわく感。
ある程度予想をしてみるんだけど、それを裏切られて、尚かつガツンとくる時の方が私は嬉しかったりするのかもしれないです。
うーん、これは結構贅沢だったりするのかな。

クラシックってそのまま訳せばずばり「古典」。
どうやっても畑が広がるわけではないし、限界のようなものもあるような気がする。
だけど、そういう制限された枠の中で、どれだけ冒険してくれるかっていうのが、私は個人的にはすごく好きだったりするのかもしれない。

そういう意味ではスルタノフポゴレリチの演奏は、演奏家としては異端なのかもしれないけれど、私個人としては新鮮な驚きがあって好きだったりします。

変わらない音楽の中で変わりゆく音楽を探求し、追求してゆく。
そんな演奏家にこれからも出会って行きたいな、と思ったこの頃。

ということで、本日のレコメンド
アレクセイ・スルタノフ 
Beethoven [Piano Sonata No.23 in F minor, Op.57 "Appassionata"]
ミスタッチも結構ありますが、これぞ正に「熱情」という感じがしたのは私だけでしょうか。聴いていてぞくっとさせられました。
アマゾンでは残念ながら在庫がないみたいです…。マーケットプレイスに出てくればいいんですが…。

イーヴォ・ポゴレリチ
Chopin [Piano Sonata No.2 in B flat mnior, Op.35 'Funeral March']
こんな「葬送」を聴いたのも初めてでした。出だしの部分のものすごい早さとか、中間部での音の強弱の極端さとか、緩急の付け方とか…、とにかくいろいろ聴いた事ない演奏でした。第4楽章が特に綺麗だと個人的には思います。

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by rui-hadsuki | 2007-05-22 03:30 | music〜classic | Comments(0)
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