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DEATH NOTE アニメ STORY25 沈黙

私がとりあえずみてるアニメって、デスノのだめくらいなんです。
(今月から、Over Drive地球へ…も諸事情により加わったんですが…)

その中でも、画のクオリティが劇場版クラスのデスノ。
なんというか、毎回毎回見てて思うんだけど、使いまわしの画がほとんどないですよね。
それを週間単位で作ってる製作会社。
ジャンプの精神を垣間見たような気がしました。

今回は原作知ってる人ならわかると思いますが、これで第1部終了です。
っていうか、私としては第1部終了までしかやらないだろうと思ってたんです。
だって、あの後って全然面白くないし…。



っていうか第2部って父さんが死んでから後って全然面白くないしなぁ…。
それは置いておきまして。

今回のデスノ。
なんで感想を書きたくなったかというと、
アニメならではのオリジナルストーリーがあったからです。
(ちょこちょこ見逃してる回もあるんで、他でもあったのかもしれないですが)

声を大にしていいたい!
これは二次創作好きなオタークのツボを確実に捉えてるんです。

ビルの屋上で、雨に濡れるL。
っていうか、この時点で、うわ!ってなる人もいるでしょう…。
そこへ、居合わせる月。

「何をやってるんだ」
とLへ三回問いかけるも、雨の音にかき消されて、Lは聞こえない、という素振りをする。
そして、諦めたように、月はLの元へ濡れるのもかまわず出てゆく。

二人の会話。(以下、あんまり覚えてないんでニュアンスです)
L 「今日は鐘の音がいつもよりすごくするんです」
月「鐘…?そんなもの聞こえないぞ」
L 「私の言うことは気にしないで下さい。でたらめばかりですから」
月「(笑って)そうだな。竜崎の言うことはでたらめばかりだ。」
L 「そうですね。でも月くんも嘘つきでしょう」
月「嘘つき?僕が?」
L 「そうですね。嘘をつかないまでも、本当のことを言ったことが一度もないんじゃないですか」
月「僕だって、嘘をついたことがないわけじゃない。誰だって小さな嘘はつく。逆に嘘をついたことがない人間はいない。僕は故意に人を傷つけるような嘘は言ったことがないよ」
L 「そう言うと思ってました…」

そして二人は建物の中へ。

タオルで濡れた髪などを拭く二人。
そして、丹念に拭く月を見て、Lが月の足を拭くんですよ。
みょーな空気流れてますよ、ここ(笑)
最初は月が嫌がってて、足のツボを押されてちょっと痛がってたりするんですが
「慣れれば楽ですよ」
とLがいいます。
そして、月の足の甲に水滴が二、三滴垂れるのを見ると、
「まだ濡れてる」
といって、月がLの髪を拭いてやるんですよ。
「もうすぐさよならですね。」とLが言います。
そしてLの携帯に電話がかかってきます。

うわーうわー!!!!!このシチュエーション。
なんていうか…。
同人誌的観点からいくと。かなりそういう感じのサイトでは祭りが起こりそうな感じですな。

そんでもって、あっしは別の意味というか、分析をしてしまったんですが。
Lが月の足を拭く場面。
キリストと弟子を思い浮かべてしまったのは私だけでしょうか。
キリストが弟子の足を拭く場面があります。
その後キリストは死んで、蘇らされた。
それはLは死んでも、ニア、メロという形で意志を継ぐものが現れるという点で、蘇らされたキリストと準えることもできるような気がする。
そして足を拭いてもらったのに裏切った月はユダに喩えられるんでしょうか…。(確か私の記憶ではペテロだけではなく全員拭いてもらったと思うんですが)
うーん、なんというか興味深いです。

それと鐘の音。
これの意味をするところは、葬式ですよね。
月とL、どっちの葬式になるのか、そしてその時が近づいているということが、鐘の音が大きくなることによって示されているんだと思う。

他のところでも、美沙が歌を歌いながら歩くシーンとか。
なんでしょうね。
これまでのシリーズとは一線を画するというのか、ここがクライマックスという匂いがプンプンしました。

そして、Lが死ぬまでのレムの葛藤とか。
本当に巧いです。
スプーンの落ちる曲線。
そしてゆらりと椅子から倒れるLの残像。
なんというか、動きがないはずのアニメーションなのに、ここまで動きを作って制作する。
あー、DVD欲しくなっちゃいましたよ。
うん。

来週はどうなんでしょうね。
予告には全然新しい画がなかったですけど。
あの無人のパソコンから、ニア、メロの登場。
でもあれ以上にすごいラストはないんだろうなぁ、と思ふ。

けど、マッドハウスに期待したいという気持ちもある。
そんな感じのこの頃。


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by rui-hadsuki | 2007-04-04 16:05 | books | Comments(0)
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