のだめ分析4「キャラクター精神分析」~千秋の場合

千秋のキャラの精神分析します。





特徴
1、完璧主義(粘着系)
2、オレ様体質
3、意外に世話好き
4、愛情に飢えている
5、独占欲が強い

この五つの特徴を踏まえて、分析してゆく。

1、千秋に友達はいるのか?
 恐らくのだめと出会う前までは友人は一人もいなかったのではないだろうか。
 物語に描かれていないだけかもしれないが、「音楽」が彼の全てであり、それがあれば何もいらないようにも思える。
 のだめと出会うことによって、峰や真澄やその他オケのメンバーなど、交友関係が広がっていったように思える。
 キャラブックにもあるように、千秋は「部活にも入らず、誰とも話さない」タイプの人間であったということを踏まえると、友人らしい友人は一人もいなかったのではないか。
 しかし、3の世話好きな性格が手伝い、のだめ、峰、真澄の三人のアンサンブルに自分から加わることにより、自分から歩み寄るようになったことによって、人との関係が変化してゆく。

2、千秋の恋愛に対する姿勢
 のだめと付き合う前に、彩子と付き合っていた(音楽高校時代からの仲であるから3年)しかし、彼らがうまくいかなかったのは1の要素が大きく関わっている。自分にも厳しく他人にも厳しい千秋に対して、間違いや良くないところを指摘された時に、彩子は自分のプライドが先行して千秋に付き合いきれなかったというのが現状。
 何故のだめとはうまくいっているのか?
 それは、のだめが千秋に向ける愛情がまっすぐで、なんの駆け引きもなしに愛されているということが自分で実感できるからだろう。
 その証拠に、のだめが自分を嫌いになる、ということを微塵も疑わない言動が多々ある。
(1)黒木くんがのだめに恋をしていると気づいたとき、「これじゃあのだめに振られたらどうなる!」←もう振られると思っている。(のだめが自分以外の男を好きになると思えない)
(2)千秋もハリセン並のバイオレンスでのだめに練習させているにもかかわらず、のだめがハリセンのレッスンは受けないで、千秋のレッスンは受ける理由。
「好きか嫌いか…?」
(3)ヨーロッパに一緒に行こうと誘う時
のだめは強制されることが大嫌いなのだが、オレが一緒に行こうと言えば「絶対に」ついてくると思ったのに…。
(4)4ヶ月に渡るシュトレーゼマンについての演奏旅行を終え、帰宅。
のだめが自分の部屋にいるもの(つまり自分を待っているものと思っている)だと思っている。
(5)コンセルヴァトワールでの勉強についてゆけないのだめ。それに追い討ちをかけるように千秋がRuiとピアノ協奏曲で共演したことを知り、ショックを隠せないのだめ。
Ruiのようになればいいと勘違いしたのだめは、ひたすらがつがつとリストの超絶を弾く。千秋はのだめの暴走を止めようとキスをするが、拒絶される。
(6)ポンヌフの橋の決闘
日々のすれ違いにキレた千秋がのだめに別れを告げるが、ただ単にのだめの気を引こうと思っているだけで、のだめが自分から離れていくとはさらさら思っていない←せこいオレ様学
(7)マルレ・オケで初めて振る日の朝。
のだめからの置手紙を見て、自分がのだめから信じられてるということに公演を成功させようという気持ちを新たにする。

2のようにオレ様的性格が強いため、素直に自分の気持ちを認める事ができないが、のだめのように真正面から気持ちをぶつけてくるタイプに出会って、その気持ちを信じきってしまっているのだろう。4の愛情に飢えている(これは父親の愛情を受けてこなかったことが多数影響している)ことから、こういう駆け引きなしに自分を好きでいてくれる存在が心地良いのだ。

いつから千秋がのだめを好きなのか、ということに関してはいろいろな議論がされるところではあると思うが、私は千秋がのだめと直接出会う前、大学の練習室から流れてくる悲愴(悲惨)を聴いた瞬間から恋に落ちていたのだろうと思う。
ただそれを認めたくなかったということで、ずるずると変態の森へ引きずりこまれる形になるのではあるが…。

3、リアル千秋が存在したら…?
ダヴィンチに面白いアンケートが載っていたのでちょっとそのことに触れる。

千秋が実際に存在したら、恋人にしたいか?友人になりたいか?といったことを男女別にアンケートをとったもの。
千秋と付き合いたいと思う女性陣は意外と少なく、4割程度だったように思う。
うーん、意外でした。確かに私も千秋と付き合ったら息苦しいだろうなーと思う。
逆に男性陣に対して千秋と友達になりたいかというアンケートのところ、6割近くがなりたいとのこと。男の人は「デキル」やつだからといってあんまりひがんだりする対象にはならないのかなぁと思ってみたり。
千秋真一という人物像は男から見てもそれなりに魅力的だということなんでしょう。

何故千秋という人物に惹かれるかということを考えると、それにはのだめありきの部分が大きくて、千秋が単体で存在していたとしてもあまり面白みがあるわけではないし、
容姿端麗、頭脳明晰、4ヶ国語も話すバイリンガル、料理洗濯、家事は一通りこなす。
カリスマ性もリーダーシップもあって、一見完璧そうに見えるけれども、
のだめの前では、いやっていうほど振り回される「ただの男」になってしまう。
そのギャップが人間らしくて、いろんな人の共感を呼ぶんだろうなぁ、とこれはあくまで個人的な感想として述べておきます。
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by rui-hadsuki | 2006-08-17 18:04 | books〜のだめ雑記
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