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2013年7月に読んだ本とか観た映画とか

7月は案の定ツールドフランスの為あんまり読書量は増えませんでした…。
それにしても今年のツールは面白かった…。
去年のツールなんてまるで覚えてないよ!っていうくらい面白かった…。
第1ステージのバスがゴールゲートにゴスった事件から始まり…。
スプリントのステージも総合争いも新人賞も山岳賞もどれもがみどころたっぷりな感じの3週間だった…。

ということで7月に読んだもので特に面白かったもの。
よしながさんの対談集。
女の人って未だに「生きづらい」世の中だと思うんですが、その中での自分の立ち位置というかそういうものを再確認できたようなそんな一冊だった。
余り漫画を読んでこなかった人にはピンと来ないような単語の羅列ばかりで雰囲気を掴むのが大変かもなぁというのもあるのですが、ある程度「漫画史」を理解している人であればプラスαでかなり楽しめるのではないかと。

タイラー・ハミルトンの「シークレットレース」
ツールも始まるしね…これは読んでおかないと…と思って手に取った一冊。
ドーピングはダメだよねって言ってるだけでは多分なんも変わっていかない。そんなことを一人のライダーの半生を通して正に浮き彫りにされたと感じた一冊。
個人的には「たかが自転車レースじゃないか」という言葉をタイラーにかけた選手がいるけど、
何か巨大な力みたいな物が働いて(それはレース関係者かもしれないし、観ている観客の過剰な期待みたいなものもあるのかもしれない)人を人でなくしてしまうようなそんな瞬間が描かれているのが非常に切なかった。

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
映画もみたけど、原作も面白かった。
原作のほうがより監視社会というのを意識しているのでよりSFっぽい感じがする。
結構厚みがあるけれど、一気に読んでしまった。
謎が解決されるのが本題じゃないというのがミソだと思う。

ruih0815の本棚 - 2013年07月 (13作品)
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by rui-hadsuki | 2013-08-08 16:56 | diary | Comments(0)
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