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のだめ lesson135 ネタバレ~二人が奏でるハーモニーは…~

いや、今回も泣いた。
某掲示板とかでは賛否両論みたいですけどね。

そして衝撃の事実。次回最終回。
予感はしてたけど、してたけど…。
のだめを追い続けた4年余りがそろそろ終焉するんだな…と思うと寂しく思う反面、感無量という感じもあって、今回は特に目頭を押さえるところが多かったような気がします。

扉絵
なんか魔女の宅急便に出てきそうな感じの家。
屋根の上でぼーっとしてるのだめに千秋が窓から鍋の底をお玉で叩いて呼んでいます。
エプロンしてるからきっと飯だぞ〜とでもいう感じでしょうか。
のだめは相変わらず猫っぽいですな。
そして煽り
「もう少し 聞こえないフリ見えないフリしていたかったのに…」

ということで本編です。



・オレと一緒に協奏曲(コンチェルト)やろう!!
マルレでもなんでも!
というプロポーズにも近い様な千秋の台詞にのだめは…
「い…いやデス!」
と即答。千秋撃沈。
はあ!?といつものように白目を剥く千秋に
「協奏曲(コンチェルト)はもうミルヒーとやったし
ていうか あれ以上の演奏…先輩となんかできるわけない
「断定かよ!?」
ってそらそーだわ。ひでー、ひでーよのだめ…。
「怖いんです 自分だってあれ以上に弾ける気がしないのに
一番大事な先輩との共演(コンチェルト)がもしダメだったらって思うと…」
「先輩のこと好きじゃいられなくなりそうで」

千秋は
「おまえヒドっ…本当にヒドイ」
って私もおまえヒドっ…て千秋と同じ感想持ちましたよ。
のだめヒドイ…。
そして真一くんの回想タイム。
 いつもこれだ!
 こいつの転機にオレが関わって 受け入れられたことは一度もない!
と蚊帳の外の自分が本当に嫌になってる模様。
ヨーロッパ行きを誘った時
Ruiに影響されまくってリストを弾きまくるのだめにキスしたとき
その二つの瞬間がフラッシュバックしてます。
そして
「もういい わかった」
と引き下がるのかと思いきや、
「来い!」
とがしっとのだめの腕を掴んでのだめを部屋から連れ出します。
子供達はの「のだめちゃんが王子様にさらわれたー」というコメントにヤドヴィが「あれはチアキよー」と返してます(笑)

・千秋が向かった先は…
 大きなお世話だろうが 的外れだろうが構わない
そう、千秋はのだめに遠慮しすぎだったような気もするんですよね。
ずっと一緒にいるということを決心した男は強いです。
なにがなんでもその人の人生に関わろうとすると思う。だからこう強引になったんだと思うんですよね。
地下鉄に乗って移動。
その途中で
食べ物とかアニメとかじゃ釣られませんよ…なんてことを言うのだめに千秋は無言。
 今度だけはたぶんこのままじゃ…と感じてます。

・そして到着したのはニナの家。
のだめは音楽祭のトラウマからかじんましんが出てます(笑)
そしていつものようにダンベルで筋トレするニナの横をすり抜けて勝手に家に上がる千秋。
「ここならピアノが2台あるから」と言い、
「モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」それならできるだろ」
 今度こそオレが引き戻すー
と彼の決意を示すモノローグが。
「そんなのコンチェルトとちがうし」といって笑ってごまかそうとするのだめの言葉を無視して
「もう覚えてない?」
と問う千秋。
「覚えてマスよ…もちろん その曲だけは…」
そう、これは二人が初めて一緒に演奏した思い出の曲。
「でも あの時ののだめと今ののだめはちがいますヨ」
「しかも先輩のサビついたピアノじゃあ」
ってとことんヒドイなお前(笑)
「オイ…バカにすんな オレだってあの頃とは違うぞ…あるイミ」
だってバッハの弾き振りだってやったのだってそう昔じゃないような気もするんですが…。
まぁ、半年は経ってるかなぁ。

・二人で奏でる音楽は…
「こんなことやってなんの意味が」と食い下がるのだめに
「やってみなけりゃわからないだろう!?」
というアムロばりに退きません。
そして「最初のテンポはこれくらいで」
ああ、デジャブ。
最初の練習のときもこう言ったんだよなぁ。
そして二人の様子を見るニナと弟子の女の子。
なんです千秋?いきなりきてなんて言ってます。
そして演奏開始。
 本当にあの時とは違う でも絶対合わせてみせる!!
お互いの演奏に何かを感じる二人。
その様子を見てニナは4年前の音楽祭を思い出します。
"ニナ あなたのマスタークラスにいた子… どうでした?彼女のピアノ"
"なに!?このバルトーク だれが弾いてるの"
"こんな演奏をした学生はいなかった! だれ!?"
というニナの疑問がここで晴れたわけですね。
 例えば
 天気ひとつで音が変わってしまうように
 小さなことがそのこと全てを変えてしまうことがある
 オレたちの始まりだって
 ゴミの部屋で聴いたベートーヴェンで
 小さな練習室でやった2台のモーツァルトだっただろう
そして第2楽章に入ってふと千秋の方を見たのだめ
のだめに優しい視線を投げ掛ける千秋
そして満たされてゆく二人。
 いくら苦しくても
 気が遠くなるほどの孤独な戦いが待っていようと
 こんあ喜びがあるから
 何度でも立ち向かおうと思えるんだ

・そして演奏後
「バーカ せっかくオレ様が奇跡的な演奏で合わせてやってたのに…」
「なんで終楽章で土石流みたいに崩れ落ちるんだよ!!ムラッ気は相変わらずか!?昔とちがうおまえってどこだ!?」
とオレ様でた〜!と思いつつ、ぐったりするのだめ。
そして
「先輩の背中…飛びつきたくてドキドキ これってフォーリンラブ(はあと)ですか!?
とかつての台詞がのだめから飛び出します。
そして千秋に飛びかかったのだめを今度は優しく抱きとめる千秋の顔は本当に満足そうです。
それを影からみていたニナは
「あらあら まあまあ(はあと)真一って一途だったのね…あれから4年も」
ということで次回、グランドフィナーレ!

柱は「長い旅を終えて、還り着いたのだめ。ここからまた出発する…新しい未来に向けて。次回、グランド・フィナーレ!!」
ということで、とうとう…とうとうのだめが終わる。
最終回だよーーーーーーーー!!!!!!!
ああ、なんだか感無量だ。
還る先を見失ったのだめにここが還る場所なんだぞ、と15巻では
「ひとりで旅して いつの間にか帰って来てる それでいい オレが見失わなければ」
と言っていましたけど、帰る場所を見失ってしまったのだめに手を差し伸べたのが千秋だった。
そして二人でまた新たなスタートを切れる。
なんか本編中でのコンチェルトは実現しない(…と思う)のですが、これはこれですごくいい着地ができたんじゃないかと個人的には思ってます。
コンチェルトでなくても、のだめは千秋に惚れ直したし、千秋も再確認させることができたということなんですかね。
うーん、はじまりのときめきを思い起こさせるという点では王道なんだと思うんですが、てっきり二人でR☆Sでコンチェルトをやって大団円で終わるという読者の期待を裏切った形になりましたね。
さあ、最終回が楽しみだ。
ってもう読んでるんだけど…。大きく話がそれることはないと予想はしてましたが、最終回もあの人どーなったの!?的な部分が補填される感じで個人的にはよかったと思いますよ。
と、これ以上書くと最終回のネタバレになってしまうんで、次回!

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決心した男の強引さにはぐっときますね。
私も千秋に惚れ直しましたよ。
ラストレッスン感想は明日(18日)0時更新デス!
という私にクリックお願いします!
by rui-hadsuki | 2009-10-17 00:08 | books〜のだめ雑記 | Comments(7)
Commented by olive at 2009-10-17 15:18 x
またまたやってきました~~。
今回はヒドイのだめと負けない千秋でしたね・・・。
いつものだめに遠慮・・・そうですね、本当に。
ここでもう一歩踏み込んで話し合えば・・・
ここは素直な気持ちをぶつければ・・・
の部分で引いちゃってましたよね、千秋。
だから千秋なんだし、踏み込んでは撥ねつけられてたわけだし
仕方ないのかもしれないですが。
またひとつ男らしくなってくれて素敵になりました・・・。
最後のコマの千秋の表情も良かったですよね~~。

某掲示板で賛否両論・・・そうですね。
このlesson135前後から覗きだしたんですが
あまりの解釈の違いに青天の霹靂な思いもしました(笑)
私がおかしいのか??と思ってきちゃうし~~。
最終話も楽しみにしています!
Commented by rui-hadsuki at 2009-10-18 02:25
oliveさん
こんばんわ!
またまたやってきました〜って大歓迎ですから!!
そうなんですよね。
千秋はのだめと一緒に歩んで行く決意をしたという点ではのだめの一歩先を行けてる様な気がするんですよね。
そこが男らしいというか、人としてかっこいいなというか。
"漫画的"な男性像を押し付けない感じが千秋真一の魅力だと思ってます。現実にもいるよ、こういう男。(性格上の性質として)と思います。
が、こういういい男は収穫される(笑)のも早いので早めにゲットしておく必要がありますが(笑)
Commented by rui-hadsuki at 2009-10-18 02:26
oliveさん
続きデス。
いやー、某掲示板の話は…。
私もあんまり大きな声では言えないですが…。真剣になるのはいいんですけどね。先生自身も言ってますが、先生にとって"のだめ"はなんですか?と訊かれた時に"漫画です"はっきり答えていたのが私の意識を平行に保のに役立ってると思います。これがライフワークt言われてしまうとまた如何せん見方が変わって来てしまうので…。
そう、私もあくまでこの作品を"漫画の作品"の一部で見ようと思ってます。
もちろんいろんな想いが交錯する部分もありますが、そこで一定のラインを保ってみれるようにしたいと思ってます。
一部の人には物足りない部分もあるかもしれませんが、それが私のやり方だと思ってますので…。
最終話もUPしました!次回更新の分をまだ下書きかけてないんですが…。もう比較部分の付箋は貼ってマークしてあるので予定通りUPできると思うんですけどね…。ちょっと週末忙しくて保障はできないですが、がんばります〜。ご期待下さい!
Commented by olive at 2009-10-18 08:36 x
コメントありがとうございます!
千秋の現実にいそうなへこたれたり逃げたりするところが
感情移入を呼ぶというか、はまった原因の一つでも
あるのかも~~と思います。
でも、彼は良い男ですよ!ね?(笑)

それと説明しすぎないところが相まって
掲示板の人たちのヒートアップを呼ぶのでしょうか?
それとも何を読んでもすごくなっちゃうのかな・・・・??
いえ、十分私もはまってるんですけど~~~!
すごすぎるとびっくりしちゃうっていうか(笑)

最終話拝見しました~~♪
またコメント欄でお話させてくださぁい。
比較記事の更新も楽しみにしておりますがご無理のない程度に・・・。
期待してます~!
そして今から出かけますので帰ってからお話しさせくださいね!
Commented by rui-hadsuki at 2009-10-18 18:45
oliveさん
こんにちわ!真一くんはもちろんいい男ですよ!
私はこういう友人が欲しいと思います。というか、他の漫画とかでもこういうタイプの男が好きだったりするんですよねぇ。性格的なところは置いておいて、育ちのいい(なんか表現が曖昧ですね…(汗))男の人が好きだったりします。
説明しすぎない漫画ってジャンルがあるような気がします。
吉田秋生さんの漫画とかはそうだと思うんですよね。
画面で魅せるというか、そういう漫画の表現をのだめも多少なりともしているのかなぁと思ったりしました。
比較記事は書き上げたので予定通りUPできそうです。
今回は比較画像も多少載せてますので、拙い考察ですが、ご覧になってください〜。でわでわ。
Commented by RIHO at 2012-08-16 22:14 x
ごめんなさい。読んでたら涙腺がアツアツになりました。

いや、映画の後編の予告だけで泣きそうになる人だからあれなんですけどね

色々とありがとうございました

ぜひ更新お願いします

他の皆様と違っててすみません
Commented by rui-hadsuki at 2012-08-29 12:40
RIHOさま
こんな放置気味のブログへご来訪&コメントありがとうございますっ!!
のだめの記事はおいおい更新しようと思うのですが…。
時間も空けてしまったのでなかなか難しいです…。
本誌と単行本の比較などはやろうとは思ってますのでそのうち(っていつだろう…)
でも読んでいて下さる人がいるんだなぁとちょっと感無量です。
ちょこちょこ更新できるように頑張ります!
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