青山七恵『ひとり日和』を読む

b0065128_0121573.jpg青山七恵『ひとり日和』を読む。

たまには活字も読もうということで、読んでみた作品。
芥川賞らしいですが、個人的にはうーん。
うーん。なんか文学賞っていろんな賞の中で一番信憑性に欠けるというか…。
選考の基準っていうのが賞にも色々とあると思うので、なんとも言えないんですけどね。






・20歳、フリーター、上京
若い女の子の上京物語と言って何故か最初に頭に思い浮かんでしまうのが、岩井俊二の映画「四月物語」だったりするのですが、
こちらは関東圏からの上京なんで(電車を乗り継いで1時間半という表現があるので)なんというか、茨城から東京へ出て来た私としてはちょっと親近感が沸く部分があったりしました。
そして彼女が居候する遠い親戚の吟子さんの家は京王線沿いです。
うーん、つつじヶ丘から歩いて帰れて、尚且つ急行も止まらない小さな駅…。
芦花公園かなぁ。八幡山や仙川だと快速が止まるのでそこまで小さく感じないというのもあるんですよね。
大学時代にずっと京王線沿いに親しんでたこともあってなのか、笹塚駅の売店でバイトをしたりとか、ああ、ココかなぁと思う部分があったりしてそれはそれで容易に想像できるのでそこも楽しめました。

・が、如何せんタル過ぎる。
内容はというとただただただただ若いフリーター女子の日常のダルっとした感じを書き綴る感じです。
確かにすごく狭い中で日常が過ぎて行く感じを表現するやり方はいいと思うんだけどこれを漫画にするなら、魚喃キリコとかの作風に似てるような気がする。
ただの日常をどれだけおされにさらっと、べとつかなく描くかみたいな感じ。
そういう雰囲気が好きな人にはいいかもしれないですけど、何か劇的な変化とかを望む人にはつまらないかもなぁと単純に思ってしまった。
あとは劇的な変化がなくてもいいですけど、(「よつばと!」とかはあまり劇的な変化はないけど好き)あんまりこう卑屈っぽくなるのもどうかと…という部分があるんだと思うんですよね。
読んでいてあんまりにも低空飛行してるというか。うーん。
あー、でも20という歳を考えるとその頃の自分自身を振り返ってみるとその頃の私は結構ひねくれてて卑屈で…という部分が無きにしも非ずという感じなので…今の自分の年を考えるとこれに「共感」はしないんですけど、「ああ、あるよね」とは言うことも出来るし、決して否定はできないなと思いました。
まぁ、なんというか背中の辺りとか脇の下の辺りとかがむずむずするような感覚なんです。読んでると。
そんな気分になりました。

b0065128_0201649.jpg・ちょっとした小話。
そういえば千寿が母に買ってもらったサンダル(左足に白いハト、右足に葉っぱがデザインされている。)はカンペールのものじゃないかと思います。(実際のものは左右逆ですが…)
私も昔欲しかったからすごく鮮明に思い出しました…。いいなぁ。


・芥川賞
何か賞を穫ってるってあんまり興味はなかったんですが
こう、なんというか芥川賞ってサブカル的というか、この賞って純文学じゃなかったんだっけ?と思ったんですが、純文学って何?と問われるとまた上手く答えられない自分もいたりするので、文学の世界はホント危ういなという印象を受けました。ミステリーとかはいつでも盛況な感じがするんですけどね。
ハイカルチャーだったはずなのに、形骸化してしまったというか。
うーん。もうちっと活字読まないとここら辺はなんとも言えないですな。

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by rui-hadsuki | 2009-06-03 00:33 | books
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