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のだめ lesson130 ネタバレ~月の砂漠を…~

前回の展開からかなり待ったような気がするlesson130デス。

いやー、のだめどこへ行ったのかと思いきや…。
ラクダ!?

ということで、lesson130ネタバレ感想です。




・表紙
巴里篇オールスター。
チビのだめ達が楽器をそれぞれ弾いてます。
真一くん→バイオリン
のだめ→アコーディオン
フランク→リコーダー
リュカ→チェロ
ターニャ→タンバリン
ユンロン→スネアドラム(スティックからすると中太鼓で、タムタムといった方がいいのかなぁ)
あれ?クロキンがいない…。
このチビのだめ達の表紙かわいいなぁ。
こういう手帳があったら是非欲しいです。

・扉絵
「悠久の大地へ…… なにを求め彷徨うのか? 神に愛されし子よ」
え、ラクダ!?ピラミッド!?
あんた一体なんでこんなとこ…。
のだめラクダにのってます。
頭に巻いてるのが、スカーフとかじゃなくて、出て来る時に持ってきた風呂敷っていうのがウケる…。

・「おやじ いつもの!」
ってどこの染みったれた酒場だよ!?と突っ込みを入れたくなるようなのだめですね。
場所はエジプト カイロ。
フランス語でle 4 ème mouvement 「第4の移動」
つまり大川→東京→巴里→ロンドン→エジプトということで、4番目ということなんですかね。
そのお酒を頼んだマスターは極めて冷静。
「ここ来るの初めてだろお嬢ちゃん」"おかわり"って言いな…。
「まったく…女の子がひとりでこんな所に…どっから来たの?お父さんとお母さんは?」
すっかり子供扱い。
ムキーとなって
「のだめ子供じゃないですヨ!」
マスター
「ハハハわかってるわかってる」
なんて軽く流してますが、のだめは
「酒!」とどんだけー?もう柄が悪いただの酔っぱらいですな。

・終着点は…?
そんな独り酒の女にマスターは世間話でも
「観光(ツーリスト)だろ?日本人?ひとり旅なの?(なんでフランス語?)」
のだめは
「ぶらり途中下車の旅ですヨ…」
とやさぐれてます。
そして「最終的にはどこに行くつもりなの?」というマスターの問いに
「最終…先輩のところへ行くはずだったのに…違う人と行ってしまったんです…」
というのだめ。
後半からはのだめも表情も見えず、何を考えているんだか…。

・一方ロンドン
あるホテルの前。
タクシーから降りる後ろ姿が一人。
こいつぁもしや…。
ホテルのロビーではエリーゼとミルヒーが揉めてます。
エリーゼ「どこ行くんですか!!勝手に…」
ミルヒー「ちょっとタバコを買いに…」
エリーゼ「タバコはやめたでしょーが!」
ミルヒー「じゃあスタバに」
エリーゼ「のだめはオリバーに捕獲させますから!
      だからあなたはベルギーに行って次の公演に備えてください!」
ミルヒー「…でものだめちゃんパリかもしれないし 私心配だし やっぱりパリに…」
と駆け出そうとした瞬間。
「フランツ」
と声をかけたのは、そう、オクレール先生でした。
「お久しぶり… 共演して以来だから… 20年ぶりくらいですかね」
おお、やっぱり共演してたのね。

・もういろんな意味で、怒り爆発。
ミルヒー「シャルル・オクレール…私より年下だったのに…激しく老けて…」
ヨーダ「今も年下です あなたは本当に相変わらずですね!」
そしてここへ来た目的をミルヒーがきくと、コンクールの審査員で来てるという解答でした。
そして本題。
ヨーダ「それより 先日は私の生徒に大変なことをしてくれたそうで」
もう、マスターヨーダ、顔、怖いよ!怖いよ〜!!
そしてKYなミルヒー。
「礼にはおよびません」なんて台詞に「誰が礼なんて」と呆れ気味のヨーダ。
ヨーダ「まったくなんてことをしてくれたんですか あの子はあと少しで…本当のピアニストになれたかもしれないのに」
ミルヒー「…本当の…って?」
ヨーダ「音楽と共に生きる覚悟を決めることです なにがあっても
     あの子は音楽は好きでも 基本的にこの業界が嫌いです
     しかも彼と共演するという小さな目的のためにここまでやってきた
     それでも少しずつ 本当の喜びや楽しさを 多くの作曲家や曲の中から見い出すことができるようになっていたのに…」
それに対して、ミルヒーは自分ものだめの成長に何かできないか、と思って舞台に乗せたのは「素敵な親心だ」と目をそらしつつ言います。

・そして悪魔(メフィストフェレス)は…
公演は大成功でのだめも最高のデビューを飾れたはずというミルヒーにヨーダは
でも恵はいなくなった。そして極めつけ
「悪魔のようなあなたが「親心」なんてもうろくしすぎじゃないですか!?」
エリーゼは「もうろく」の部分に反応したのか「たしかに最近…」とか言ってますが、ヨーダは確信を込めたように
「いや やっぱりあなたは悪魔だ ひとりだけツヤツヤしちゃって」
ミルヒーの「シャルちゃん 僕は……どうしたらいいかな?」
という問いに
「どうもしなくていいです これが最後 あの子に自分で決めてもらいます 私はそれを待つだけです」
とその場を去って行きます。

・そして一方イタリアの彼は
真一くんの携帯に表示されたのは「NODAME」の文字
慌てて電話に出ます。「もしもし!?」
「シンイチくんのだめでしゅー 愛してましゅー(はあと)」
て…。
「…なんのまねだ?エリーゼ(一部似てるのがムカつく…)なんであんたがその携帯を…?」
そばで一緒に昼食を採っていたジャンの耳がダンボですよ(笑)
「のだめそっち行ってないわよね?」という確認でした。
「え…はい 来てないですけど…」おお、悪い予感。
のだめが「あたちもう弾けない」とか言って行方不明になったと伝えます。
千秋も慌てて「オレもどこか捜しに」
と言おうとしたところ、千秋には別の仕事の依頼でした。
その行き先はブラジル。
あらあらあらあら、随分とワールドワイドですな〜。
っていうか南アメリカにオケなんてあるのか!?
日本人の若いイキのいい指揮者をほしがってるって、なんかの罠かなんかじゃないのか!?
そして押し問答。
千秋「その前にのだめの居場所は…」
エリーゼ「わかったら教えるけど 仕事優先でね どーせあんたは役に立たないから」
     と、のだめから避けられてることを指摘されて「自分のことよろしくね!」と高笑いして一方的に電話は切られます。
「弾けない」ってなんだよーーとジャンが電話の内容を聞いてるにも関わらずもう頭の中はのだめで一杯ですね。

・そしてまたカイロ
今度はユースホステルに泊まるのだめ。
一泊約1700円也。
同室の女の子は美華(ミファ)という中国人系ですかね。清良みたいな感じの子です。
そして一緒に食材を買いに行くついでにエジプト観光の話など。
のだめ…「あー、後ろから見たスフィンクスとか」
ってウィーンに行った時もそうだったけど、尻マニアか!?
漫画に出てきた「スネフェル」の墓(ダハシュール)に行きたいと言ってますが、どの漫画?
私の知ってる限りだと竹宮惠子の「ファラオの墓」くらいしかしらないんですが…。

・やっぱりエジプトでも有名人
そんな感じでエレベーター待ちをしていると
男の子からきみ「NODAME」だろ!?と声をかけられます。
そして堰をきったように感動を語ります。
その様子をそばで見ていた美華さん
「すごいよー人をあんなふうに 感動させられるなんて」
という言葉に
「そーですよ のだめちゃんとやったもん…ちゃんと正面から向き合ったもん だからもういいでしょ 神さま…」

・身を持ち崩す男一人。
ええ、なんか前にもこんな光景みたなぁ。
ヴィエラ先生のオペラでアシスタントとして使い物にならない千秋。
ジャンの「いい加減追い出したほうがいいんじゃないですか?死んでますよ」という言葉に
ヴィエラ先生の「せっかく真面目に音楽一本で突っ走ってきた真一くんが 初めて身を持ち崩してるんだから しかも女性問題で…」
と後半はちょっと楽しそう(笑)
ジャンはジャンでエリーゼのこともブラジルのことも勘違いしまくりですし(笑)
「でもそっから先が聞き出せないんですよね 死んでて」
ってホントに重症だ…。

・父親がわりとして…
千秋から真相を聞き出そうとする二人のやり取りから
「じゃあ普通に父親がわりとして 悩みがあるなら言ってごらんとーー」
とジャンが言ってますが、ヴィエラ先生の視線はもっと奥にあります。
「いや 「代わり」なんていらないだろ」
という視線の先には…
キターーーーーーーーーーー!!!!!
雅之さん。
ヴィエラ先生へ
「近くまで来たから メシ誘いに来た」
ってこの人ってばなんかこういう登場の仕方しますねー、もう相変わらず。

てな感じで次回。
ああああああああくぁああああああああああ!
6/10が待ち通し過ぎる。
もうファンがこの伏線どーすんのよ!?って思ってた辺りをざくっと回収しますよー!っていう空気が漂い始めてわそれはもうわくわくしますよ。

・ファウストに例えると
lesson124のファウストのメフィストフェレスの描写はどう考えてもなんか説明あるだろう、と思っていたので結構すっきりしました。
メフィストフェレス→ミルヒー
ファウスト→のだめ
グレートヒェン(ファウストの恋人)→千秋
神様→音楽の神様
天使→オリバー(だったりして…)
ファウストの物語は私もちょっとあまり詳しくは理解してないんですが、
人間が常に努力し、向上心を持っている生き物かということで、努力する限り迷うから悪魔の手に落ちるかどうか賭け、最終的にこの世の栄華を尽くしたファウストは禁断の言葉を口にするんですが、恋人の祈りによって救われるというか…。
この場合神様が言っている事はオクレール先生の言う通り、「音楽と共に生きる覚悟」ということなんでしょうね。
それに対して、のだめの出した答えを待つというオクレール先生は優しいなぁと。
帰ってきたらきたできちん面倒みてくれるんだなぁ。うん。

・のだめ捕獲作戦は
オリバーは優秀ですからね。
オリバーがしっかりと捕獲してくれると思います。
のだめものだめでダッシュで逃げるとは思うんですが。
そのままブラジルに連れて行かれるんじゃないですかね。
それとも野生児は捕まらないんでしょうか。
でも誰かと接触しないとどうにもならないからなぁ。うーむ。

・そして一方魂抜かれた千秋
ええ、親子ご対面ですよ。ついに。
真一くん、なんかもう悪態つくような気力も残ってないんじゃないかと思われるんですけど…。
どうなんでしょうね。
仕事のために家庭を捨てた父親は何を語るんでしょうか。
というか征子さんと別れる原因って結局なんだったんでしょうね。
オクレール先生のいうように「音楽と共に生きる」というのがその原因になったんでしょうか。
もう次号のハイライトはここで決まりです。
っていうか引き延ばされたらムキーーーーーーーーーーーとなることは確定ですかね。

・ハイ、いつもあんまり当たらない大胆予想(という名の妄想)
(のだめ捕獲網)
誰か世界的規模でなんか情報流して欲しい。
Youtubeにあがってたくらいだから、世界の電波を使ってなにかやらかしちゃう人がいてもいいような気がする。オリバーが「NODAME WANTED!」みたいなね。珍獣に賞金出します的な…。
ええ、妄想ですけど。
のだめはエジプトでも何か楽器を演奏する人とかにちょっと触れてみて欲しいなぁと思ったりもしました。
が、やっぱりココはストレートに千秋が次に接触する人になるんですかね?
うーん、うーん、予想皆さんはどんな感じなんでしょうかね。

そしてなんというか、のだめの思考っていうのがやっとわかってきたような気がした。
一貫してるなぁというのが、のだめにとっての世界は真一くんなんだなぁという事。
ずーっと彼だけを見て、彼だけを追いかけてきた。
いろんなことをやってきたようにも見えるけれど、結局行き着く先はそこだった。
なんかそういうことを考えると、のだめって本当にただの普通の女の子と変わらないなぁ。
変態でも変人でもないですよ、ただの恋する女なんですな。
そして、今、魂抜かれてる彼もまた同じなんでしょうね。
ああ、なんかそういうことを考えるとちょっと恥ずかしいですな。

うーん、話はハッピーエンドになるとは思うんですけどね。
どうなんだろう、「音楽と共に生きる」中でお互いにお互いが「戻って来る」場所になれればいいんですけどね。
ブノワ城でのキスはそういう意味だったと思うし。そういう考え方、個人的にはすごく共感できるんですよね。
彼女は音楽と共に生きるという選択をするはずなんですが、何がどうきっかけでそうなっていくんですかねぇ。
というか、音楽を捨てるなんてそんな斜め上行き過ぎの展開とかあったりするんでしょうか。
それはそれでちょっと度肝抜かれますね。
「天ファミ」のラストみたいにこれからジェットコースター的に物語が駆け巡る予感。
というか、素朴な疑問なんですが、正月と新春の映画、ロケが大変ですね~。
巴里だけならまだしも、ロンドンもカイロにもいくのでしょうか…。そんでもってブラジルって(まだ行くのかわからないけど)どんだけ…!!!!!

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by rui-hadsuki | 2009-05-26 03:53 | books〜のだめ雑記 | Comments(5)
Commented by ミルテの花 at 2009-05-26 19:30 x
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。
いきなり来て、失礼とは思いますが、le 4 ème mouvement は、「第4の移動」ではなくて、第4楽章の意味だと思いますが…
でも、大川→東京→巴里→ロンドン→エジプトの解釈も裏に隠されているかもしれませんね。
Commented by rui-hadsuki at 2009-05-27 02:05
ミルテの花さん
こんばんわ。いらっしゃいませ。
おお、なるほどですね。
私はもう第4楽章に入ったものだとばかり思っていたものでして…。
おまけにフランス語の学がないため(お恥ずかしい…)ネットでいろいろと調べてみたんですが、まともな訳が出て来なかったという…orz
ご指摘ありがとうございます!とっても参考になりました!
Commented by rui-hadsuki at 2009-05-27 02:11
補足です。
クラシックのCDとかを見てると確かに書いてありますね…。
movement=楽章と。
いやはや…お恥ずかしい(穴があったら入りたい…(汗))
Commented by はじめまして~ at 2009-06-07 01:04 x
いよいよですね!!
真一君には「結婚」の二文字は複雑な気持ちが絡みますよね・・・。父親との確執が、ここでどうなるのか、シュトラウス親子のようにはなってほしくないですね!
もうすぐlesson131で楽しみですね。
ところでKISSplusの番外編ってまだですよね?
Commented by rui-hadsuki at 2009-06-09 18:25
はじめまして~さん
こんにちわ。コメントありがとうございます。
いよいよ明日発売なので、正直すごくドキドキしてます。
父と息子で温かみのある会話がされるといいなぁ。と思ってます。
そんな会話がされた日にゃあ、ちょっと涙が…。
>番外編
二ノ宮先生のブログにkiss+で番外編があるとは書かれてたんですが、時期はまだ決まってないみたいですね。
私のごく個人的な予想だと完結後になるのでは…と思ってます。
今月は10,25とのだめが読めるので嬉しすぎる~と思ってます。
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