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のだめ lesson129 ネタバレ~抜け殻のオーマ~

いやー、またまた続けてのだめが読める幸せ!

二ノ宮先生のブログでは、もう最後までの詳しい台詞とかも決まってるらしいですね。
アニメのスタッフさんにそのプロットは渡されているそうな(ドキドキ)
もう終幕までのプロットは出来ているということで、どういう終幕が待っているのか、楽しみなんですが…。
寂しくもあるなー。

なんてしみじみ思ったりもしました。

今回もやっぱり予想をはずす展開という感じ。
まぁ、前回の予想も希望的観測というか、そういう感じだったのでまぁ、そうだよなぁと思うところもいくつかあったのですが…。

ということで、ネタバレ感想いきまーす。
相も変わらず長いデスヨ!





・扉絵
巴里の街?の川の近くで黄昏る千秋。
煽り
待っていれば戻って来るのだろうか?
気付いた時にはあの笑顔が横にあるのだろうか?

ああああああああああ
なんかもう切ない、苦しいそんな感じの表情は今回の悶々さ具合を表しているというか…。
ホント切ない通り越して、やるせないですよ。

・NODAMEの演奏に立ち会った観客達
みんなそれぞれに感想をもってますね。
「あんなショパンはじめて聴いた」「驚いた」「さすが巨匠だ」
そしてその中の1人に「恐ろしい子 ノ・ダメ」
ってガラスの仮面の月影先生ですか(爆)
なんつー、わかる人にしかわからなそーなネタを…。

・そして千秋。
「いいのか千秋?ホテルとらなくて」と聞くオリバーに、
オペラの舞台稽古が明日から始まるから夜行で帰るという千秋。
(やっぱりこの期に及んでも飛行機だめなのね…)
というよりも何よりも、なんとなくなんですが、のだめに拒絶されたことが堪えてるんじゃないかと思うんですが…。
オリバーの
「彼女凄い子だから……これから凄いことになるかもしれないよ」
というコメントに
「うん……」と答える千秋。
心中では
もう 元には戻れない気がする なにもかもーーーー
と随分と後ろ向きです…。なんかまぁ、予想できた範囲といえば範囲なんですが…。
なんか…しっかりしろよー!千秋!と喝を入れたくなります。

・メディアの反応は
新聞では賛否両論。
"驚喜の夜" "連れられてこられた 絶滅危惧種 メグミ・ノダ"
「なにそれ人間!?」
って…まぁ確かに(笑)
そしてその新聞記事では絶賛で
"最近ではあまり見られない 大胆不敵で型にはまらない個性"
とされていますが、一方で違う新聞では
"異色のショパン"で"これはショパンかもしれないがショパンの表現ではない"と酷評。
そんな両極端にわかれた批評にみんなの興味は集中します。
そらそーだな。私も聴きたいですよひじょーに!

・そしてロンドンではTV放送されることに
そして大反響。
シュトレーゼマンの音楽事務所には電話の嵐。
ほげーっとするのだめに無理矢理契約書にサインさせるエリーゼ。
これは千秋の砂漠のプロメテウス作戦じゃないですけど、まぁ、流れ的には似てますね。
が、エリーゼに手を動かされて書かされてまるで操り人形のようですな。
インタビューの依頼も来ているようですが、
「この娘は迂闊にしゃべらせたらバカがバレちゃうし」っておいおい(笑)
そしてのだめの今後について、謎の少女ということにして次のシュトレーゼマンの公演でも共演させようとエリーゼは画策しますが…。
バスローブ姿でパックして前髪巻いてるミルヒー…どこのおばさんやねん!!
次の公演はニナとの共演のようです。
ニナが引くわけないとのこと。
エリーゼとしてはもう一度シュトレーゼマンとなにがなんでも共演させたい模様。

・抜け殻のオーマ
「いいわねタコ娘!もう一回コンチェルトを世界にぶちかますのよ!」
と戦車の上に立つのは"ナウシカ"のクシャナ扮するエリーゼ(笑)
そしてほげーっと口を開けるオーマの如く…のだめ…。オーマっつーか…、ムンクの叫びの絵みたいというか…(笑)
そして抜け殻。
のだめオーマは崩れてしまいます。

・そして嵐が来る
のだめのデビューの映像はネットの動画サイトへ
コンヴァトでは早くもコンヴァトの生徒達がこの学校の生徒らしいと噂しています。
そして、その映像をみて仰天するのは、ターニャとフランク。
フランク→ユンロン、ターニャ→クロキン→峰、清良→真澄ちゃん
そしてマキちゃんやレイナちゃん。江藤先生に谷岡先生。
そして三善家。俊彦くん、由衣子ちゃん→竹彦おじさん。おじさんなんかは会社の会議のスクリーンに映しちゃってる辺りがちょっとおちゃめですな。そして、征子さん。
そして一方大川…。
「梅子サスペンス」を見てます。そんな事があったなんて露知らず、平和なもんです。

・そしてパリ…
マジノ先生とオクレール先生。
やはり驚いています。そしてシュトレーゼマン…と呟く表情からは何を考えているのかちょっと読み取れません。
オクレール先生って怒ってるのかとかそういう表情があんまり描かれてないからわからないんですよね〜。

・あんなのもう…弾けないデス
エリーゼからの必死の説得にも関わらず、のだめはステージでのあの演奏を思い出す度にあれ以上のものが出来るかどうかというのが不安なんでしょうか…。
「あんなのもう…弾けないデス」
と膝を抱えてしまいます。
そして電話でエリーゼが席を外した時にのだめの携帯に千秋からの着信が…。

・一方千秋、一時停止中
オペラのリハ中。
千秋はヴィエラ先生からの声も耳に入らないくらいもう、悶々とした渦の中…。
もう機能停止してます。
そこへジャンが事の経緯をヴィエラ先生に話すんですが、なんでそんなに詳しく知ってるんだか(笑)
プロポーズされたなんて情報どっから手に入れたんだか…。それともテンパリまくって知らない間に真一くんの口が滑ったんですかね。

・そして…逃亡
携帯もとらず、真っ青な顔をして携帯から背を背けながらパスポートと財布だけを持って逃亡するのだめ。
のだめが逃亡した事実を知らされたミルヒー。
手には沢山ゲームやプレゼントらしき包みも抱えていて、のだめの公演の成功のお祝いだったのかなぁと思うとなんというかちょっと切ない。
「もう弾けないってあの子…引退する金メダリストみたいなこと言っちゃって…」
というエリーゼの台詞に
「え……」と黒いものが渦巻くミルヒー。
あー、ヤバイ…と思ってるんでしょうね…。

そして次号続く。
次号は5/25だそうな。一ヶ月この状態は辛いデスヨ〜!と思いつつ今後の展開予想とかいろいろしてみる。

・まぁ、とりあえず私は真一くんをちょっと叱りたい。
いや、あのね。
あとから電話したって出ないよっていうのは経験上わかってんじゃないの!?
と言ってやりたい…。
というか電話にもしのだめが出たとして何を言うつもりだったんでしょうか…。
それよりも、あの場で何がなんでも向き合わなかったというのが一番辛いなぁ。
夜行で…なんてそんなこと言ってヘタレだ…。ヘタレ過ぎる。
ちょっと今回は庇えないっすよ。
ヴィエラ先生に事情をジャンが話している場面というのは単なるゴシップ的な何かじゃなくて、何か千秋をのだめの元へ向かわせる契機になってくれるんじゃないかとちょっと期待してます。
このままこの場にとどまっても何も良い事なさそうですしね。
恐らくオリバーから千秋へのだめの逃走の件は連絡がいくのではないかと思われます。
うん。ここがヤマですな。あー、どうやってクライマックスへ持って行くのかがヒジョーに気になります。

・そしてのだめの逃亡先は。
(1)大川の実家
(2)パリ
(3)東京
→やっぱり大川の実家が有力候補ですかね。
この状態でパリに帰っても、針のむしろだし、東京も事情を皆知ってる辺り、ちょっと顔を出しても、そんな話がされているというのを目撃して誰にも接触せずに大川へ向かうという感じかもしれないです。
実家のみんなはその事実をとりあえず知らないという描写がされているので。
が、ココで大胆予想。
実はその後千秋が大川に連絡してのだめのデビューの件は知っているという事もありかと。
実家の電話番号知ってますしね。
そしてデビューしたことを知りながらも家族の誰もその事には触れない。
そして迎えに行って二人の物語はココからまた始まるというのもありかなぁと。
なんですけど…。そうなると腑に落ちない部分が沢山。
例えば雅之さんの問題。
空港で偶然見かけて雅之さんに図々しくもなんかついて行っちゃうとかそういう展開も面白そうだし…。
もしくは久しぶりにニナが登場というのも面白いかもしれないです。
彼女はのだめの演奏を見てるんじゃないかなぁと思うんですよね。
最終回までカウントダウンが始まっているのか?というのがこれからの展開に大きく関わりそうなんで…。
どうなるんでしょうか…。うーん!楽しみ!!!

・そしてのだめの逃亡の理由。
個人的な部分での「最高の演奏」という評価なのかなぁと、私個人としては思いました。
「もうあんなの弾けない」
自分でも満足できた、いい演奏だったということは明らかだとは思うんですが…。
それ以上の演奏ができないという恐怖。
シモンさんは千秋がRuiとの共演の時に出し惜しみしようとした時に
「最高の演奏をして そしてまたそれを超えるものを目指す」
「若いのに守りに入ってどうする!?守るものなんか何もないくせに」
そう、その言葉が染みる。のだめに自身にも何もまだ失うものなんてないのに。
失うことがあるすればコレよりも最高と思える演奏ができなかった時に味わう恐怖によって、あの瞬間の感動が一瞬にして冷めてしまうことだろうか。
そして「早く満足して 終わらせたがってる気がする」
その段階までを超えるまでのだめの精神は達していなかったということなのか。
でも、真っ青になって千秋に背を向けたというのは、ラフマニノフの時とは違う「満足」よりも「恐怖」
思わずいい結果がでてしまったから、だから戸惑っているし、気持ちが追いついて行かないというところなんだろうと思う。
そんな状態ののだめを立ち直らせるのは誰なんでしょうかね。
千秋でなくてもいいと思うんですよ。
もっと大人の誰かでもいいし。
なんかもうこの二人も焦れったいなぁ。
本当に。会話って大事ですよ、とこの話を読んでるとすごくつくづく思ったりもします。
音楽面以外でもお互いに必要なんだよ、ということは声に出して言わないとわからんよー、お互いに。

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by rui-hadsuki | 2009-04-10 23:33 | books〜のだめ雑記 | Comments(3)
Commented by 通りすがり at 2009-04-14 08:43 x
個人的意見です。
のだめの逃亡の理由は喪失感と罪悪感だと思いました。
千秋&Ruiの競演で自分の目標の喪失。
そして、千秋は仕事だったので立場上「不可抗力」だったけど
のだめのミルヒーとの競演は「自らの選択」、この罪悪感。

目標喪失でピアノへの情熱減退→音楽という千秋との接点消滅→「結婚してくだサイ」 …に繋がるように見えました。
「もうあんなの弾けない」は、最後の演奏のつもりで弾いたから出た言葉じゃないかなあ。
のだめはこのまま蒸発しそうな気がします。前日のえっちもドラマ的伏線として納得がいくというか。
『そして数年後…』みたいな展開になったら…個人的にorz


Commented by rui-hadsuki at 2009-04-14 11:24
貴重なご意見ありがとうございます。
「喪失感」というのは私もそうかなぁと思う部分がありました。
目標=千秋(との共演)というわかりやすい構図があって。
のだめは根っこのところでは対千秋で物事を考えてるなぁという部分が終盤にかけても多々見られますよね。
でもそれだけじゃダメだぞ!というのはギャラリーのみんなが思っているところだったりもしますよね。
千秋と共演することになっても、今回以上の演奏はできないんじゃないかという意識が多少あったりもするのかなぁとか。
そこらへんをどういう風に物語に落とし込んで行くのかというのがとっても気になりますね。
Commented by rui-hadsuki at 2009-04-14 11:25
つづきデス。

作中に出てきた「ファウスト」に準えるとするならば、「満足」してしまったのだめに対して音楽家としての魂を失うのか、
それとも神様(千秋)が救ってくれるのか…みたいなところなんでしょうか…。(単純ですかね)
(ファウストって結末がハッピーエンドとバッドエンドと二つあるんで、どっちに転がるのか…という感じもしますね)
天使は俺か…という辺り、ちゃんと天使としての役割果たしてくださいよー!と思ったりもします。
「元には戻らな」くてもいいので、新しい二人の成長という明るい方向へ話が向かって欲しいんですけどね…。うーむ。
ベートーヴェンの歓喜のコーダもまだ弾かれてませんし、歓喜で終幕を迎えて欲しい!というのが個人的な願いでもあります。

なんだかあまりまとまりのないコメントでごめんなさい…。
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