海街diaryⅧ「思い出蛍」ネタバレ 感想

flowers3月号掲載。
二巻の「真昼の月」の続きになりますね。
なんだか今回の話もじわーっと心に染みて来るというか…。

37ページ余りで人を泣かせるのはすごいわ。
ホント。

ネタバレあります。




・父親の一周忌で里帰りの姉妹達
佳乃と千佳が陽気に観光気分で駅弁を食べる中、
「ざわざわする」と浮かないのはやっぱりすず。

・そしてサプライズは起きる。
飯田さん(陽子(すずの継母)のおじ)から陽子さんが男を作って出て行ってしまって、一周忌にも顔を出さず、施主を幸にやってもらえないか、と打診されます。
いやー、すごい。
すずは激怒します。
「あの人最初から好きじゃなかった」と。
佳乃と千佳は対してさっぱりしたもので、父親との想い出も殆どないため、
すずが父が渓流釣りが好きでここへよく来ていたと話すと、
千佳ちゃんは「お父さんが釣りが好きだったなんて初めて知ったよ すずはお父さんの思い出がいっぱいあるんだね ちょっとうらやましいな」と言います。
そして、幸と父の好きだった釣りの話をするすずは蛍のように思い出は「ほんわかもざわざわも同じように忘れられない私の一部なんだ」と落ち着きを取り戻します。

・そしてもう一つのサプライズ。
陽子さんの連れ子の上の子の和樹は新しい男になつけず、実質母親に捨てられたような形で、この村に残ることになった。
そしてこういう狭い村での噂というのはすぐに広まって、父の一周忌に集まった近所の人の会話を偶然聞いてしまった和樹に「気にしなくていいから」と自分だって、弟だって思ったこともない弟に言ってしまいそうになり、激しく罪悪感を感じます。
そして和樹から「おじさんのお葬式 騒いじゃってごめんなさい おじさんやさしくて 釣りにもつれてってくれて すごく好きだった」という言葉が出ます。
そして自分の「嫌い」という気持ちは伝わっていたのに、和樹の「好き」はわからなかったということに気付きます。
彼と彼女は「家族」にはなれなかった。でも幸福でいてほしいという気持ちに嘘はない。
そして電車は鎌倉へ走り出す。

・なんか泣けるんですよ。
なんか嫌いという気持ちはささいな所でも伝わるんですよね。
視点はちがうのかもしれないですけど、ラブコメとかで
だー、もうやってられん!!っていうくらい好きあってるのに、好きという気持ちはなんだか認めづらい。
なんか変な感じですけどね。ネガティブな感情はすぐに認められるのに、ポジティブなベクトルを持ってる物は認めづらいって。
すずちゃんはこういういろんな繊細な感情を受け止めることによって、また成長していくんでしょうね。
なんかすごく普通の当たり前の話を書いているようにも思うんだけど、どうしてこんなにもうっと目頭があつくなってしまうんでしょうか…。

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by rui-hadsuki | 2009-02-18 21:23 | books
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