ということで、感想です。
今回の表紙はロベルタ。 あまり一巻毎のレビューなんて書かないんですが、 最近あんまりこういう感じの歌舞いてる感じの作品読んでなかったんで、すごくテンションあがりましたよ。 いやー、なんというか今回1冊のボリュームがすごい。 会社の近くで買って(会社近くのTS○TA○Aには売ってなくて、コンビニで売ってた…ってどういうことなんじゃい(笑))帰りに電車の中で読んでたのですが、読み終わらなくて結局駅のベンチで最後まで読んで帰ったという位ボリュームがありましたよ。 今回でロベルタ篇も終焉を迎えましたね。 なんかいろいろと痛いトコ突かれる台詞も多々ありましたね。 ネタバレありますんで、ご了承下さいませ。 ・今回はファビオラが痛いトコ突く台詞を沢山言いましたね。 ファビオラがレヴィとの口論の末、 「世の中にお花畑があると思ってるのは私じゃない、本当は…あんたのほうだろ?」 と正に核心をつくような言葉をいいますね。 「自分がお花畑から追い出されてると思っているから、なんでもかんでも妬んでみる。」 「この世はどぶ鼠みたいな灰色だ、なんだか煮え切らない、良くも悪くもない灰色なんだ。」 そしてガルシアを認めたくないのは無償で命を捧げられる人間がいることを認めたらレヴィの世界が嘘になるから。 うーんそう、このグレーゾーンのお話は日本篇でも出て来たんですけどね。 ロックが「夕闇の中にいる」ということとオーバーラップする部分があります。 ・が、ロックも悪党。 ガルシア君がロベルタを連れて帰るという「賭け」に勝ったロック。 人の命を賽を投げるように扱うその様を 「空砲弾(ブランク)」とファビオラに例えられます。 そしてもうこの街の人間になってしまったとガルシア君にも言われます。 確かに、張のアニキとの一件があって以来のロックはもう顔が悪すぎます。 まさに悪党。 でも確かにね、「俺も、君たちを助けることができて、本当に良かったよ」 という台詞は私もカチンときました。 こいつ一発殴ってやろか〜!っていう気分になりますね、確かに…。 そして今後のガルシア君やロベルタ、キャクストンの未来は暗く、辛いものだろうと思う。 そのことをわかってる、張さんの方がずっと上手だったということなのかなぁ。 ロックはまたどっぷりと悩む方向にきてますね。 レヴィがロックを守る理由も、一緒にいることで自分がお花畑に行けるかもしれない、という潜在的な意識がどこかしらにあるからなのかなぁ。うーん、なんか切ないなぁ。 ・正しい結果だけが本当にいいものをもたらすとは限らない。 今回いろんな人の正しいと思う道、みたいなものを見た様な気がします。 (なんか正義という言葉に置き換えちゃうとなんか違う様なしますね) キャクストンの思う道、ガルシア君の思う道、張さんや、バラライカ姐さんが思う道。 そしてレヴィやロックの思う道…。 うーん、基本戦闘シーンばっかりなんだけど奥が深いな。 ・ちょっと気になったこと。 ダッチが軍出身じゃないとか、ラグーン商会の内部にスポットが当たることもあるんでしょうか。 次はどんな話になるんでしょうね。 にほんブログ村 ↑ 今回も濃くてしびれる話をありがとう! 次の巻も楽しみな私にクリックお願いします! 毎日0時更新目標で頑張ってますが、結局1時台になってしまう…。 次回更新は今年の梅酒会のレポートでもしようかなと思ってます。
by rui-hadsuki
| 2009-10-30 01:46
| books
|
Comments(2)
Commented
at 2009-11-20 10:14
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
rui-hadsuki at 2009-12-02 17:46
Mさま
お知らせありがとうございます。 機会があれば行ってみますね~。
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by rui-hadsuki
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